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格安航空会社を指すLCC(Low Cost Carrier)という言葉も、最近ではかなり浸透してきたのではないでしょうか。

 

 

これまで飛行機は、運賃が高く、サービス品質も高い乗り物と認識されていましたが、LCCが参入したことで、比較的利用しやすい移動手段となりました。

では実際、JALやANAと比べて、LCCはどの程度お得なのかを見ていきましょう。

 

 

運賃では圧倒的にLCCが有利だが…

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ここでは、運賃と便数を比較します。比較の対象は、2016年10月8日(土)という、3連休初日で、東京から沖縄までのフライトとします。

JAL

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JALを利用して東京から那覇へ向かうには、羽田空港から向かうこととなります。羽田空港から那覇空港への便は、1日13便あり、自由にフライト時間を選択することができます。

 

 

運賃は、普通運賃で46,080円、先得割引(45日前までの予約)の場合は、フライトの時間によって、16,080円~35,690円、スーパー先得(55日前までの予約)の場合はフライトの時間によって、15,080円~33,690円となっています。

ANA

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ANAを利用して東京から那覇へ向かう場合も、羽田空港から向かうこととなります。羽田空港から那覇空港への便は、1日12便あり、JAL同様に自由にフライト時間を選択することができます。

 

 

運賃は、普通運賃で46,080円、旅割45(45日前までの予約)の場合は、フライトの時間によって、16,080円~34,690円、旅割55(55日前までの予約)の場合はフライトの時間によって、15,080円~33,690円と、JALとほぼ同額となっています。

Peach Aviation

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次にLCCの「Peach Aviation」ですが、羽田空港の便はなく、成田空港からの便のみとなります。また、時間も14時25分発の1本しかありませんが、料金は13,290円とかなり安価となっています。

SKYMARK AIRLINES

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次もLCCである「SKYMARK AIRLINES 」です。こちらは、Peach Aviationと違い、羽田空港から那覇空港行の便があります。また、便数も1日6便と比較的自由なフライトを選択することができます。

 

 

運賃は、普通運賃で31,190円と、Peach Aviationに比べると、非常に割高となっています。しかし、JALやANAと同様に、事前の予約で運賃が安価になるSKYバーゲン45(45日前までの予約)を適用できれば、9,290円まで運賃を下げることができます。

 

最も安価な航空会社は…

様々な割引を適用させて、運賃を比較した場合、最も有利になるのは、「SKYMARK AIRLINES」ということになります。

 

 

しかし、ぎりぎりに決定した移動などで、45日以上前に予約ができないようなケースの場合は、「Peach Aviation」が最も有利な料金体系となっています。

 

 

ただ、「Peach Aviation」は成田空港までの移動がありますので、東京駅から高速バスで900円、成田エクスプレスで2,940円の移動料金が発生します(羽田空港の場合、電車で637円(IC利用)、高速バスで930円)。

運賃ではLCCが有利、では、サービス面は…

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運賃では、JALやANAはLCCである「SKYMARK AIRLINES」や「Peach Aviation」には届きません。では、サービス面ではどうでしょうか。

手荷物の取り扱いでは、大きな差がある

JALやANAですと、手荷物は普通に無料で預かってもらえますが、LCCでは手荷物のお預けには注意が必要です。

 

 

「Peach Aviation」の場合、最も安いハッピーピーチのチケットを購入すると、手荷物を預ける場合はすべて有料(インターネット予約、成田空港→那覇空港の場合、1個1,800円)となります。また、1個あたりの重量が20kg、荷物の3辺の和が203cmを超えるものについては、インターネットで予約した場合は預かってもらえません。

 

コンタクトセンターや空港カウンターで予約した場合は、預かってもらえますが、通常の荷物を預ける料金が割高(成田空港→那覇空港の場合、1個2,880円)になるほか、超過分の料金(成田空港→那覇空港の場合、1個2,730円)も支払わなければなりません。

 

 

例えば、インターネットで予約し、荷物を2つ預けた場合は、運賃13,290円の他に受託手荷物料金として3,600円(1,800円×2個)を支払わなければなりませんので、合計16,890円となり、例えばJALのスーパー先得で予約した最安値のチケット15,080円と比較した場合、1,810円損をしているという計算になります。

 

 

なお、「SKYMARK AIRLINES」は、手荷物のお預けに関しては、「Peach Aviation」ほど厳しくありません。20㎏までのお荷物は何個預けても無料であるのはJALやANAと同様となっています。そのため、45日前までの予約であれば、最も安いというのは「SKYMARK AIRLINES」で、ここでも変わりはありません。

機内サービスはない

JALやANAでは、機内ドリンクとしてコーヒーやお茶、ジュースなどのサービスが受けられますが、LCCではこれらのサービスは基本的にありません。サービスを限定し、その分料金に反映しているため、これは当然といえるでしょう。

遅延や欠航に対する対応も異なる

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飛行機は、電車や新幹線と違って、非常に天候に左右される乗り物です。また、少しでも故障の可能性があったり、風の影響を受ける可能性がある場合は、安全を考慮して遅延する等の措置を施しますので、遅延や欠航が発生しやすい乗り物といえます。

 

 

JALやANAの場合は、遅延や欠航があった場合、代理便の手配や他社への振り替え等で対応してもらえることもありますが、LCCの場合は、基本的には自社便への振り替えしかできません。そのため、「Peach Aviation」の場合ですと、成田空港から那覇空港へは、1日1便しかありませんので、その便が欠航すると、振り替えるにしても翌日以降のフライトに振り替えるしかありません。

 

 

そのため、必要であれば宿泊先を自分で確保しなければならないということにもなります(出発日が欠航であればまだしも、帰宅時に欠航であれば、翌日からのスケジュールにも影響がでますね)。料金が安い分、万一のトラブルへの対応が弱いのもLCCの特徴となっています。

最も大きな違い、マイレージプログラムの有無

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JALやANAと最も異なるのが、このマイレージプログラムの有無になります。マイレージプログラムでは、貯まったマイルによって特典航空券に引き換えたり、電子マネーに交換したりと、非常にお得なプログラムとなっていますが、これがLCCにはマイレージプログラムがありません。では、この差がどの程度大きいか見てみましょう。

 

 

ここでは、分かりやすいように、JALと「Peach Aviation」とを比較します。また、LCCの運賃は、時期によって異なりますが、比較しやすいよう、固定の運賃とします。

年に3回、沖縄旅行する人のケース

東京から沖縄まで、年に3回程度旅行する方のプランでみてみましょう。まずは、JALの場合ですが、旅行ですので比較的前もってプランを決定すると思います。そのため、「スーパー先得」を利用します。その場合の最安値は15,080円ですので、1回の往復で30,160円の運賃がかかります。

 

 

「Peach Aviation」では、事前予約等の割引はありませんので、一律13,290円で計算します。そのため、1回の往復で26,580円となります。

 

 

この方は年に3回旅行しますので、JALの場合は90,480円、「Peach Aviation」の場合は79,740円となります。その差は10,740円ですので、そこそこ大きい金額といえるでしょう。

 

 

では、マイルの話です。今回、スーパー先得を利用していますので、JALのマイルは区間マイル984マイルに対して、75%分獲得できます。そのため、獲得できるのは1回のフライトで738マイル、3往復ですので6フライト分となり、年間4,428マイル獲得できることとなります。

 

そのため、1マイル1円と換算した場合、LCCの方が6,312円お得という計算になります。

毎月沖縄に出張する人のケース

東京から沖縄まで、毎月出張する方のプランでみてみましょう。まずは、JALの場合ですが、毎月出張するのが分かっていますので、こちらも事前に予約することで経費を削減できます。そのため、「スーパー先得」を利用します。その場合の最安値は15,080円ですので、1回の往復で30,160円の運賃がかかるのは変わりません。

 

 

「Peach Aviation」では、事前予約等の割引はありませんので、一律13,290円で計算します。そのため、1回の往復で26,580円となります。ここまでは先ほどの例と変わりはありません。

 

 

この方は年に12回往復しますので、JALの場合は361,920円、「Peach Aviation」の場合は318,960円となります。その差は42,960円ですので、金額にかなりの差が生じます。

 

 

次に、マイルの計算ですが、こちらもスーパー先得を利用していますので、JALのマイルは区間マイル984マイルに対して、75%分獲得できます。そのため、獲得できるのは1回のフライトで738マイルとなり、12往復ですので24フライト分となり、年間17,712マイル獲得できることとなります。

 

 

ここまでですと、このケースにおいてもLCCの方が有利ということになりますが、年間24回利用することで、FLY ONポイントが45,024ポイント貯まります。FLY ONポイントとは、JAL独自のポイントで、1年間の獲得ポイントによって様々なメリットがあるステータス会員となることができます。今回のケースでは、1年間で30,000ポイントを超えているため、この方は「JMBクリスタル」会員の資格を取得しているということになります。

 

 

「JMBクリスタル」会員の方は、1回のフライトで1,144マイル貯まります。それが24回ですので、この方のマイルは年間で27,456マイル貯まるということになります。この場合、JALとLCCの差額は15,504円分LCCの方が有利となります。

まとめ

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年に3回、沖縄旅行する人のケースでも、毎月沖縄に出張する人のケースでも、料金面ではLCCが有利という結論となりました。しかし、この料金には手荷物を預ける料金は含まれていません。

 

 

年に3回、沖縄旅行する人のケースで、毎回手荷物を1つ預ける人の場合、「Peach Aviation」では1回につき1,800円の追加料金が発生するため、最終的な料金としては、90,540円となり、マイルを含めるとJALの方が6,372円得になるという計算になります。

 

 

また、毎月沖縄に出張する人のケースであっても、毎回手荷物を1つ預けるのであれば、「Peach Aviation」の最終的な料金は、362,160円となり、マイルを含めるとJALが17,952円分得になるという計算になります。

 

 

これに加え、LCCでは座席指定ができない、座席が狭いといった安いなりのサービス性の低さも含まれますので、荷物を預けないにしても、少しでも快適に旅行をするのであれば、JALやANAを選択肢に含めることは十分可能であると考えられます。

 

 

様々な条件によって、お得なプランは変わりますので、ご自身の旅行のプランに合わせて、使う航空会社を選択し、お得な旅を行ってください!

 

とにかく値段重視の方はLCC
短期旅行など手荷物を預ける必要のない方はLCC
普段からマイルを貯めてる方はJAL・ANA
ステータス会員を目指したい方はJAL・ANA

 

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